第37回日本顎咬合学会学術大会・総会

HOME > ごあいさつ

  ごあいさつ



特定非営利活動法人 日本顎咬合学会

理事長 上田 秀朗
    (福岡県北九州市 うえだ歯科医院)

第14代日本顎咬合学会理事長の上田秀朗でございます。会員の皆様におかれましては、日頃より会の運営にご協力いただき謹んでお礼申し上げます。

今年のメインテーマは「真・顎咬合学 最新歯科医療最前線ー夢ある歯科界の再構築ー」です。本学会は昨年より新たな5カ年計画として「真・顎咬合学」を制定いたしました。これは、会員の皆様に顎咬合学の「真髄」を理解し、臨床で応用していただき、患者さんに信頼され選ばれる指導医・認定医を目指していただき、そして患者さんに顎咬合学の「真心」を伝え、日本顎咬合学会を評価していただきたいという考えから制定しました。
現時点でオーラルフレイルをはじめ、「全身と口腔機能の関わり」に関して、依然として取り組まなければならないことが山積しています。また、高次に専門分野化された現在の歯科医療において、患者さんに正しい情報を提供するためには多方面において幅広い知識を身につける必要があります。これらの課題を達成するためには、患者さんの要望と期待に応えることのできる会員歯科医師を育成することが必要です。特に若手会員の方には、歯科医療のプロフェッショナルとして、次世代の歯科界を引っ張っていってもらいたいと思います。

今大会のプログラムですが、特別講演はProf. Bach Le(南カリフォルニア大学歯学部教授)にご登壇いただきます。また、一般参加者も聴講できる公開フォーラムを2日間にわたり開催します。大会初日の6月22日(土)は2019年に日本で開催されるラグビーワールドカップに関連して「スポーツ歯学」を、2日目の6月23日(日)は午前から「自立支援歯科学―要介護高齢者の自立支援と咬合の回復」、午後は「認知症/寝たきりを変える『食べる力』」をテーマに行います。その他にも、最先端の治療から超高齢社会における歯科の役割についてなど、幅広く分野を網羅し、日常臨床に役立つ講演が目白押しです。また、テーブルクリニックでは若手の臨床医を対象として「基礎シリーズ」も例年同様に企画しています。演者も全国の高名な先生から新進気鋭の若手歯科医まで幅広く、参加される方々も様々な立場から違った見方ができるのではないでしょうか。
学術大会への参加は、著名な先生の講演を聴講し知識・手技の向上に努めることももちろん大事ですが、自分の日ごろの成果を口演やポスターで発表し、他の参加者とディスカッションを積極的にすることが大事です。そうすることで、学会への参加意義を考えるようになり、歯科医療とは何かを客観的に評価をすることができ、自分の臨床にフィードバックすることで臨床の腕は格段に向上するものと思います。私たちは様々な考えを学び、幅広い知識を手に入れる必要がありますが、それらの知識を網羅的に得ることは臨床系最大規模を誇る日本顎咬合学会にしかできないことだと考えます。
現在、歯科界は、基礎と臨床、開業医と大学、スタディーグループ同士の交流が活発に行われています。さらに歯科界にとどまらず、医科との連携、監督官庁との連携、メディアへの情報提供など、他種職との連携もますます重要になってきており、会員一人ひとりの担う役割も大きくなってきております。歯科界を取り巻く全員が、協力して歯科界を良くしていこうという雰囲気は他職種と交流する上で大変重要であると思います。立場は違えど、歯科界全体が同じ方向を目指し、協動して盛り上げ明るい未来を目指していく姿勢を示すことは、日本顎咬合学会にしかできないことだと考えます。

最後になりますが、約2年前からプログラムの企画・立案・作成にご尽力をいただきました役員、プログラム委員会、学術大会事務局に心より御礼を申し上げます。
東京国際フォーラムで皆様にお目にかかれますことを役員一同心よりお待ち申し上げます。




ページ上へ




tel mail