皆さんいかがお過ごしでしょうか．コロナ禍と言われて久しくなります． With Corona でうまくつき合っていこうと言われていますが，罹患することは会員の一人ひとりが大きな代償を払うことになります．私が知る限り歯科関係でも幾人かの方が罹患したことが耳に入っております．関係された皆さまには心からお見舞い申し上げます．感染しないように十二分にご注意ください．速やかな終息を心より祈念しております．
今年度は感染のリスクを考え学会活動を控えてまいりました．しかし，学会開催を安全に尚且つ日本顎咬合学会らしく開催するにはどうすればよいかを，プログラム委員会を中心に役員総出で考えてまいりました結果，第38・39回学術大会は十分な安全対策を考慮し，開催方法を下記内容で構築いたしました．
①実開催とWEB配信を併せたハイブリッド開催にて行う，
②演者は第38回学術大会を延期しましたので，その大会の講師を中心に選出，
③シンポジウムではなく単独で話していただける内容から演者約100名をノミネート，
④公開フォーラムはシンポジウムを中心に実会場とともに，LIVE配信を実施する，
⑤会員発表は抄録をブラッシュアップして誌上発表とし，発表希望者は別に対応する，
⑥賛助会員の皆さまにも会員に有益な情報提供の場を設ける，
⑦利便性を考えオンデマンド配信期間を2回の土日を含む10日間とする，
⑧会費はハイブリッド開催が中心なので，実開催よりも低く設定する，
⑨これまで記念大会のみであったオープン参加も導入する，
最近どこでもWEB開催中心なので，アクティビティの観点から実際に人と人が会って学会を開催したいとの意見も聞かれますが，学術大会の開催で感染者が発生することは会員の皆さまに直接ご迷惑をおかけすることであり，理事長である私が望みません．私の考えを理解し苦渋の選択をしていただきました執行部の先生方，プログラム委員の先生方には心から感謝申し上げます．
さあ，第38・39回学術大会・総会が開催されます．通常開催では講演数が多くてすべての講演を聴くことができなかった皆さまも，今回は何時でも何処でも何度でも聴講できます．是非とも多くの方が参加されますよう，オープン参加ですので『面白い』・『役に立つ』と思われた方は是非ともお知り合いをお誘いください．
会員の皆さまに直接お会いできないのは寂しいですが，これは人と人との繋がりの大切さが実感できるチャンスをいただいたこととして，第38・39回学術大会は国民の安全のためにWEB形式の学術大会で研鑽を積み，実践した証として来る第40回記念学術大会で貴重な経験を語らいましょう．
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